不飽和脂肪酸

アラキドン酸は記憶力を良くする

脳の成長に深くかかわるアラキドン酸は、乳幼児、胎児にとって不可欠な成分といわれていましたが、最近の研究によってアラキドン酸を積極的に摂取することによって記憶力向上に結び付くという事がわかってきています。
アラキドン酸は肉類、魚介類など二多く含まれています。
レバー、鶏卵、母乳にも含まれていますが、いずれも十分な量ではないといわれています。
乳児の場合、母乳で十分摂取できないという場合、アラキドン酸配合の粉ミルクなどを飲むことが必要とも言われています。
食品の場合、食品に含まれるリノール酸を摂取しこのリノール酸が体内でアラキドン酸を生成するのですが、やはり大人でも食品からの摂取、また生成が十分ではないので健康食品等で足りない分を補う事も必要とされています。

今日本でも大きな問題となっているのが、高齢化です。
高齢化の中でも介護、またアルツハイマー症状を抱える方は多く、記憶力低下は年齢に比例するとも言われています。
定年を迎え仕事で脳を利用する事もなく日常を送るという生活も脳の働きを鈍くしてしまう大きな要因となりますが、高齢者は特に肉類などの摂取が極端に少なくなるため、アラキドン酸がかなり不足した状態になっているといいます。

肉類は良くない!という考え方が刷り込まれている状態です。
確かに脂肪たっぷりの霜降りのお肉ばかり毎食食べていたのでは、脂肪過多状態が継続し、生活習慣病なども懸念されます。
50代当たり、生活習慣病で様々な病気を引き起こすことが多い年齢では、確かに脂肪が多い肉類の摂取を制限する必要があります。
でも年齢が70歳以上ともなると、エネルギー生成の為にも、タンパク質の摂取が必要となるのです。

年齢とともに減少していくアラキドン酸なのに、食品からの摂取も少なくなるのでは、脳の機能の低下にも拍車をかけてしまうという事が容易に想像できます。
エネルギー保持、また脳の記憶力などを向上し、アルツハイマーの心配はない!という体に近づけるために、アラキドン酸はやはり素晴らしい成分なのです。


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